電子書籍「名古屋工業大学の数学」について

名古屋工業大学の数学

突然ですが,名古屋工業大学の数学の対策をどうしようか迷っていませんか?

東大や京大のような難関大学だと「○○大の理系数学25カ年」というような書籍が市販されているため,ガッツリ過去問対策をすることができます。

しかし,残念なことに「名古屋工業大学の数学25カ年」は市販されていません。

ないものは作ってしまえば良いということで,名古屋工業大学の数学の過去問を解説した電子書籍を2016年に作成しました。最初に作った物は,2000年~2015年に出題された数学の問題を解説したものでした。

2017年にバージョンアップをし,1994年~2016年に出題された数学の問題を解説しています。最新の2020年版では,1992年~2019年に出題された数学の問題を解説しています。

販売代行サイトに商品を置いて,無料ブログで軽く宣伝しただけなのに,初年度から購入していただけました。

それ以来,特に宣伝しなくても,毎年ある程度は売れていました。しかし,利用していた販売代行サイトが突如サービスを終了したため,販売を自動化できず,一時は販売停止状態になっていました。

ただ,調べればサンプルとしてアップロードしているpdfファイルをすぐに見つけることができます。また,そのpdfファイルに記載されているメールアドレスが分かります。「電子書籍『名古屋工業大学の数学』を売って欲しい」という熱意あるメールが送られてきた場合は,個別対応して販売していました。

個別対応するのは大変ですが,しっかり宣伝して正式に販売を再開することにしました。

名古屋工業大学の入試の特徴

まず,名古屋工業大学の入試の特徴を説明します。推薦入試など様々な形式がありますが,一般入試では,センター試験と個別試験の合計点数で合否が決定されます。

センター試験では各科目の点数に $\dfrac{1}{2}$ を掛けて450点満点になります。外国語「英語」については,筆記とリスニングの合計点(250点満点)を200点満点に換算して $\dfrac{1}{2}$ を掛けます。

国語 地歴公民 数学 理科 外国語 合計
100 50 100 100 100 450

次に個別学力検査は次のようになっています。理科は「物理基礎・物理」か「化学基礎・化学」のいずれか1つを選択します。

数学 理科 外国語 合計
400 400 200 1000

センター試験と個別試験の合計1450点満点で何点取れるかで勝負をすることになります。

個別試験における数学と理科の配点比率がとても高いのが特徴で,理数に強い人に有利な試験と言えます。また,理科が1科目だけで良い点も理系にとっては負担が少なく済みます。

名古屋工業大学に合格するために必要なこと

名古屋工業大学の試験の合計点数に対する個別試験の点数の割合は69%とかなり高くなっています。

個別試験の定数の割合が高いということは,センター試験で多少失敗したとしても,個別試験でしっかり得点することで合格できるということです。逆に言えば,センター試験で高得点を取れたとしても,個別試験で得点できない限り合格はできないということです。したがって,センター試験の結果だけで一喜一憂することに何の意味もありません。

例えば,2018年入試では学科により多少異なりますが,合格者の最低点は870.5点~936点となっています。2017年の入試でも最低点の最高が929.1点なので,合計940点取ることができれば,どの学科でもギリギリ合格できる(かもしれない)ということが分かります。

合計940点になる最低ラインを考えてみましょう。

【センター試験】
数学8割,理科・社会・国語・外国語6割で310/450となり,センター得点率68.9%です。

国語 地歴公民 数学 理科 外国語 合計
60 30 80 80 60 310

【個別試験】
数学7割5分,理科6割,外国語4割5分で630/1000となり,得点率62%です。

数学 理科 外国語 合計
300 240 90 630

これでセンター試験と個別試験の合計得点が940点になります。あくまでも一例です。ちなみに個別試験の数学は大問が4つあるため,安定的に3問を完答する実力があれば,数学で300点を超えることができます。

この例の通り,センター英語で120点しか取れないのは流石にどうかと思うので,せめて140点は安定的に取れるようにした方が良いです。あと,試験自体が簡単になったり,受験者のレベルが高くなれば,合格者の最低点数が上がるため,注意が必要です。

センター数学で180点,個別試験で320点取ることができれば,合計970点になります。このように,センター試験や個別試験において,数学で高い点数を取ることが,合格をより確実なものにすることだと断言できます。

過去問を解く意味

では,実際に入試の対策をするとき,どのような問題集・参考書を使って対策すれば良いのでしょうか?

「過去問は重要だけど,過去に出た問題は出ないからやる意味がない」という人がいますが,根本的に間違ってます。過去問を解く意味がない理由が「出題されないから」では話になりませんよね。

他の問題集や参考書で勉強しても,その問題も出ないんじゃないんですか?

その人が言う理論に従えば,どんな問題集や参考書で勉強しようが,出ないからやる意味がないということになります。出る問題を事前に解くことが出来れば最強の対策であることは間違いないですが,出る問題を知ってる人がいるなら,コッソリ教えて欲しいくらいです。

過去問演習をする意味には次のようなものがあります。

出題傾向を知ることができる
受験する大学で,どのような問題が出題されていることを知ることは重要です。実際,名古屋工業大学では,数学IIIからの出題が多いです。これはIAIIBについては,センター試験である程度の実力が分かるから,個別試験では数学IIIの実力を試したいのでしょう。あとは数学ABの確率・数列・ベクトルが頻出です。
問題の難易度と自分の実力との差を知ることができる
過去問を解くことで,現時点での自分の実力がどれくらいかを知ることができます。全く解けないなら解けないで,その解決策を考えれば良いだけのことです。
時間を計って解くことで本番の感覚を掴むことができる
数学では120分,理科は100分の試験時間になっており,センター試験と比べると長く設定されているため,ゆっくり解いてしまいそうになりますが,そこまでの余裕はありません。実際に時間を計って解くことで,時間配分を考えることができます。

電子書籍「名古屋工業大学の数学」と赤本の違い

9月~10月に過去問を解くことは非常に良いことです。その時点で色々なことを把握して,本格的な対策を始めているのでしょう。そのため,例年,9月頃から注文が入ります。そして今年2019年も売れ始めています。

過去問を解くだけなら赤本でも良いわけで,何故,私が作った「名古屋工業大学の数学」を買うのでしょうか?

数学を徹底的に対策したいという一言に尽きるからでしょう。

赤本を買うことで,数学・理科・英語の問題を3年分解くことができます。しかし,名古屋工業大学の個別試験では,英語の配点は200点しかないため,それほど対策は必要ないのでしょう。また,理科についても1科目だけなら,得意という人が多いです。残るのは数学です。

数学は配点が400点と高く,数学ができるかどうかで合否が決まってしまうと言っても過言ではありません。そのため,名工大志望者は数学の対策にできるだけ多くの時間をかけることになります。

ここで問題なのは,過去問の入手方法です。赤本で過去問演習する場合は,次のようなデメリットがあります。

コピーできない
赤本で対策しようにも,コピーすることが禁止されていて,通っている塾や予備校にいる時間しか借りることができない。
置かれている赤本が少ない
十分な赤本が置かれていないため,常に誰かが借りていて,借りることすらできない。
最近の数冊しかない
十分な年数の赤本が置かれていないため,そもそも年数を遡って解くことができない。
中古品の赤本
塾や予備校に置かれている赤本は,基本的に書き込み禁止となっているはずです。しかし,実際には書き込みが多くあり,解く前に解法が分かってしまう場合があります。
ネットで売られている赤本
安く手に入るが,書き込みがある場合はそれを消す作業が必要になります。また,4年前とか5年前のものとなると出品されているかどうかを探すのに時間がかかる。仮に赤本を3冊買ったとしても9年分しか遡れない。
解説が分かりにくい
赤本の解答は分かり難いことで有名です。ただ分かり難いだけなら良いのですが,そもそも間違っていることがあります。

一方,電子書籍「名古屋工業大学の数学」で過去問演習する場合は,次のようなメリットがあります。

問題数が豊富
26年分あるため,たっぷり演習することができる。
印刷できる
自由に印刷して利用することができます。goodnotes5のようなノートアプリに読み込むこともできます。
1枚に大問が1問
1ページに大問1つを掲載して,問題を解くスペースを確保しています。そのため,印刷してすぐに演習を始めることができます。
解答が分かりやすい
できるだけ分かりやすい解答を書きました。また,考え方が難しいときは,どのようにして考えていくのか,考える方法も載せています。
質問できる
もし分からない箇所があっても,解答作成者本人に直接質問できます。すぐに返信できるときは数分で疑問を解決することができます。遅くても24時間以内に返信します。
オンライン指導の割引が適用される
空きコマがあれば,通常料金より安い料金でオンライン指導を受けることができます。

電子書籍「名古屋工業大学の数学」の商品説明

商品名
電子書籍「名古屋工業大学の数学」
ファイル形式
全343ページ(表紙などを含む)からなるpdfファイル(約14MB)
ページ構成
ページサイズはA4です。1ページに1問を載せていて,全部で118問あります。問題編が終わった次のページから,問題の解答・解説を載せています。
付属サービス
分からない部分があっても無料で質問することができます。原則24時間以内に返信するようにしています。ほとんどが1時間以内に返信できています。
価格
5,000円(税込み)

「名古屋工業大学の数学」購入者様の声とレビュー記事の紹介

2020年 名古屋工業大学の合格報告」で書いたように,見事に名古屋工業大学に合格された方から,合格の報告を受けることは本当に嬉しいことです。

お礼だけでなく,電子書籍「名古屋工業大学の数学」のレビュー記事を書いて下さる方が現れました。お礼を言うことしかできませんが,本当にありがとうございます。

購入しようか迷っている方は,購入された方の率直な意見を読んで,購入するかどうかを判断するのも良いかもしれません。

電子書籍「名古屋工業大学の数学」の購入方法

それでは電子書籍「名古屋工業大学の数学」の購入方法について説明します。

STEP1 電子書籍購入のお申込み
お問い合わせフォームに必要事項を記入の上,題名の「電子書籍購入」にチェックを入れて,本文に電子書籍「名古屋工業大学の数学」を購入したい旨を明記してお申込み下さい。振込口座をお知らせするメールを24時間以内に返信します。
STEP2 商品代金支払い
返信メールに記載されている口座に5,000円をお振込み下さい。恐れ入りますが振込手数料はご負担下さい。
STEP3 商品代金を支払ったことを通知
商品代金を支払ったことをメールで知らせて下さい。その際,振込名義人名を教えて下さい。
STEP4 商品をダウンロード
入金されていることを確認した後,商品をダウンロードするURLをお送りします。

しばらくは個別対応になるため,商品を手にするまでに最長で4日ほどかかる場合があります。特にセンター試験後は毎年注文が多いため,対応に時間がかかると予想されます。既に名古屋工業大学を受験する意思が固まっている方は,早めのご注文をお願いいたします。

お申し込みの際に,メールアドレスを誤って入力されており,一部の方に返信できないことがありました。確実に手に入れたい方は電話番号も入力しておくことをオススメします。

※注文が多くなりすぎた場合は,質問対応ができなくなるなど,サービスが低下する可能性があるため,予告なく販売を停止することがあります。

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