はじめに
間違えたときに、解答を全部消してやり直していませんか。
実はこの習慣は、同じミスを繰り返しやすくなる原因になります。
今回は、医学部受験で点を伸ばすための「ミスの残し方」をまとめます。
間違えたとき、書いたものを消さない方が良い
伸びない生徒の中には、答えが間違っていると指摘された瞬間に、書いたものをすべて消してしまう人がいます。これはもったいないです。間違いは「次に同じ失点をしない」ための材料になります。消してしまうと、その材料がなくなり、同じ種類の間違いを繰り返す可能性が上がります。
消した瞬間に失っているもの
間違っていると思って消したものには、実は正しい部分も含まれているかもしれません。すべてを消してしまうと、
- どこで間違えたか確認できない
- 正しい部分までやり直すことになる
- 見直しの癖が身につかない
という状態になります。これは非効率な勉強方法です。
正しい対処:消す前に「どこがおかしいか」を探す
間違っていることが分かったとき、または間違っていると思ったときは、すべてを消すのではなく、一度自分が書いた内容を読み返して、おかしなところがどこか確認すると良いです。単に計算を間違えていただけなら、その部分を消さずに、別の余白やページに解答を書き進めれば十分です。あとで見返したとき、「どこで計算が崩れたか」が一目で分かります。
勘違いに気づいたときは「癖」をメモする
勘違いに気づいた場合は、そのまま消すのではなく、短くメモを残すのが効果的です。
メモの例
「この表現を見て、1つの場合だと決めつけてしまった。実際は場合分けが必要だった」
のように書いておくと、時間が経ってノートを見返したときに、「自分はこういう表現を見ると断定してしまう癖があるから気をつけよう」と再確認できます。
「自分が行った間違え方」ノートを作るのもおすすめ
間違いを消さずに残し、さらに「どういう間違い方をしたか」まで言葉にすると、それは自分だけの注意点になります。
- 計算で崩れやすい箇所
- 読み違えやすい表現
- 場合分けを忘れやすい場面
- 置く文字や条件設定での癖
こういうものをまとめたノートは、市販の参考書より価値が出ることもあります。自分だけのオリジナル注意点をまとめた貴重なノートになるからです。
まとめ
間違いは、消した瞬間にただの失敗になります。
残した瞬間に、次に失点しないための資産になります。
- 間違えたら全部消さない
- 消す前に「どこが変か」を探す
- 勘違いは「癖」としてメモする
- 間違え方ノートに集める
この習慣だけで、同じミスは確実に減っていきます。
